9月に家族で、モスクワに行って来ました。
今回の旅行の目的は、ロシア商社マンをしていた妻の父親が、モスクワ支店長として長い間暮らしていた思い出の地を訪ねるというものでした。
妻も中学生の時に、モスクワ日本人学校で過ごした時期が有りました。
以前から妻と子供達とで、「おじいちゃんとおばあちゃん」を偲ぶ旅行をしようと話していた事が実現した形となったものです。
妻と娘で段取りをし、宿泊先から旅の予定などを立て、実施となりました。
成田から、アエロフロート・ロシア航空で一路モスクワへ…
飛行時間約10時間で、シェレメチェヴォ空港へ到着。
モスクワへの移動は、高速の空港鉄道「アエロエクスプレス」で…
約35分程で、モスクワへ。
市内の移動は、古いですがとても雰囲気のある「地下鉄」です。
外は、すでに暗くなっています。
街は、とても奇麗で、想像していたイメージとは違っていました。
滞在中の宿泊先である「民泊のマンション」に到着。
明くる日は、モスクワ市内観光に向かいました。
アールデコのデザインの地下鉄で移動です。
どこの駅もとてもデザインされていて、素敵な空間です。
初日は、モスクワのフリーマーケットを訪ねました。
かなり広大な空間で、とても賑わっていました。
ロシアと言えば、やはりマトリョーシカが並びます。
広場には、ロシア建築が建っています。
また、地下鉄に乗って「ゴーリキー公園」へ
ゴーリキー公園の中に、ガレージミュージアムが有ります。
この美術館は、ソ連時代の産業施設で、バスの車庫として使われていたものです。元の建物は、著名なロシア構成主義の建築家「コンスタンチン・メリ二コフ」の設計です。
その建物を現代アートセンターとして生まれ変わらせたものです。
この美術館は、オランダの建築家、レム・コールハースがリノベーション設計を担当し、ソ連時代のモザイク・タイルやレンガなどを残しながらも、そこに革新的な工夫を持ち込み、ロシアの現代芸術の発掘と発展を目的としたものとなっています。
とても刺激のある建物でした。
暗くなった公園から、川沿いを歩いて「赤の広場」へ…
途中、モスクワの老舗デパート「グム」に寄りました。
とてもゴージャスな空間のデパートです。
宿泊先の近くのスーパーもとても豪華な内装です。
次の日は、モスクワのアート地区「アス・アルマ」を訪ねました。
地下鉄に乗って、おじいちゃんとおばあちゃん、妻も一時期暮らしたマンションを訪ねました。
当時のまま、マンションがありました。
これは、感動!!
奥の高いマンションです。
夜は、ボリショイサーカスに行きました。
歴史のあるサーカスで、とても訓練されたエンターテイメントとなっていました。
次の日は、「ホテル・ロシア」跡地の「ザリャジャ」公園を訪ねました。
この公園は、コンペでニューヨークを拠点とする「ディラー・スコフィディオ+レンフロ」が当選し、設計を手掛けた巨大プロジェクトです。
移動の途中見つけた、構成主義の建物です。
この公園は、新旧の対比が、如実に現れています。
先端に支柱の無い、川に張り出した浮遊橋。
向こう側に、赤の広場が見られるとても素敵な公園でした。
昼間の「赤の広場」です。
レーニン廟です。
ロシア美術の殿堂、トレチャコフ美術館に寄りました。
帰りに、カフェ・プーシキンに立寄り、紅茶とケーキを楽しみました。
楽しい旅行の締めくくりでした。
これで帰路に着きます。
とても貴重な旅になりました。(S.H)