世田谷区成城で建築中だった住宅が昨年12月に竣工しました。
この住宅は、成城という立地でありながら鉄筋コンクリート造の平屋建てという、都心ではたいへん贅沢な住宅です。
施主ご夫妻と打合せを重ね、いろいろな角度から検討し、到達したプランです。
南側に隣地との“引き”を取り、たっぷりと光りが注ぐ広いリビングを設けました。
他には、主寝室と2つの個室というとてもシンプルな構成です。
その空間をコンクリートの壁と大きな屋根で覆う、とても気持ちの良い住宅が出来ました。
この家を囲むコンクリートの壁は、ベニヤ型枠と杉板型枠を使い分け、深い屋根の軒天井には、天然の杉板を使い、単調なコンクリートの塊とならないように表現しました。
南側の庭もとても自然な仕上がりで、ちょっとした“都会の森”となっています。
都会の住宅とは思えない、別荘気分の住宅になったと思っています。
ホームページに写真をアップしておきますので、そちらもご覧下さい。(S.H)