とにかく、最初から最後まで鳥肌が立ちっぱなしでした。
とびっきりの本物の世界でした。
人間の“表現”の可能性の限界に挑戦している熱気が伝わって来ました。
マイケルの磁力に引き寄せられるように集まった人たちも、自分たちが世界の頂点の舞台に参加できる喜びを心から感じていて、その人たちの表情がとても魅力的でした。
マイケルと、同じ舞台で同じ空気を吸っている事そのものに酔いしれているように見えました。
マイケルは、観客を日常とはまったく別の『夢』の世界へ連れて行こうとしていました。
そのためには、考えられるあらゆる事を試し、修正し、また考え…
そこにいる人たちは、限界にチャレンジしている事の苦しみよりも、その場に参加できている事の喜びの方がはるかに勝っているように見えました。
リハーサルを何度も何度も重ね、自分の理想とする世界に粘り強く近づいて行く姿に引き込まれて行きました。
久しぶりに、ものすごい世界を見せてもらいました。
皆さんも、是非見に行ってみて下さい。(S.H)