17日の土曜日は、ある大手企業
の社員寮にて、設計事務所8社が住宅の模型の展示と住宅相談会のイベントがあり、当社も参加してきました。
当初は過去に作った住宅の模型とパネルを持って行こうと考えていたのですが、
そのイベントの主旨をあらためて考えてみると、社員寮に入っている方達がこれから家を建てるならば、どういう家が参考になるか・・という事が重要なのではないかと考えました。
展示しようと思っていた住宅はいずれも,100坪を超えるような豪邸サイズで、相談会の主旨から外れたサイズのものばかりでした。
ならば、あえてこのイベント用に新しく小規模住宅を考えてみたら面白いのではないか?となり、事務所全員が各々で30〜40坪程度の都市型住宅を考え、そして各自で模型までを作ってみようという企画に発展しました。
当然の事ながら、皆それぞれが担当案件を複数持ち、現場監理やら新規の計画の作業を進めながら、このイベント用のアイデアを考え、そして模型まで作らなくてはなりません。
そんな状況の中で、なかなか時間的にはタップリとはかけられませんでしたが、
各自が施主になった気持ちでプランを考えてみました。
与えられた制約(条件)のない中で、自分の思うがままにプランする事の難しさに全員が前日まで悩みましたが、なんとか4案の住宅を考え、そして模型まで作る事が出来ました。
今回の企画案を通じて思った事は、建築は条件があってこそ、我々はその条件をクリアしつつ、それを超えたアイデアを提案する時に意義が見いだせるんだなぁとあらためて気づかされました。
それと、まだまだやるべき事、やってみたい事は沢山あって、もっと頑張らねば・・と再認識できたイベントでした。
当日のイベントは各設計事務所の作品を、模型とパネルと設計者本人の説明により伝える事が出来て、来場者の方には設計事務所の違いを短い時間でしたが認識できたのではと思える内容でした。
そして我々のような設計事務所がこういうイベントを催して、もっと広く一般の方達に存在をアピールする機会を作っていくべきとも再認識しました。
(Staff Y,Y)