先日、現在マスコミ等でたいへん評判になっている『ボヘミアン・ラプソディ』を見て来ました。
2時間13分の間、映画館という密な空間の中でクィーンの音楽に浸りきる貴重な体験でした。
クィーンの音楽自体は昔から聴いていましたが、改めて映画という形で聞き直すと又、別の感覚がありました。
フレディ・マーキュリーの伝記映画ですが、一人の人間の人生を2時間にまとめ上げる事は、とても難しい事だと感じました。
これは私の個人的な感想ですが、元々見る前の世間的な評判が高かった事も有り、かなり期待値が高かったので、ストーリーの運びが単調に感じました。
天才が故の「おごり」や「苦悩」は感じられましたが彼の人生とクィーンの活動の生々しい部分が描き切れていないのが残念でした。
ミュージシャンとしてクィーンが上り詰めて行く過程をもう少し表現して欲しかったと思いました。
音楽と詩がとても良かったので、見終わった後もずっと頭からクィーンの音楽が離れず、今でも時々、突然クィーンの音楽が頭に現れます。(S.H)