我が家の愛犬「モモ」が亡くなって今日で100日目になりました。
その間、家族の間で「モモ」の話題が出ない日は有りませんでした。
昨日は時間が出来たので、久し振りに長いウォーキングに出掛けました。
コースは、モモが元気な頃によく行った公園を通りました。
歩きながら、いろいろなシーンが思い出されました。
やっぱり、悲しいな…
話題のこの映画を5月の連休に観てきました。
レオナルド・ディカプリオが、待望のアカデミー賞主演男優賞を受賞した映画です。
舞台は、1823年のアメリカ西部開拓時代の実在の罠猟師の男の半生を描いた映画です。
仲間に裏切られ、最愛の息子の命を奪われた男が、激しい怒りと絶望を力に変え、瀕死の状態から燃えたぎる復讐心を原動力に、ひたすら前へ突き進む…
ひたすら進む中で、さまざまな思いを心に刻み、成長して行きます。
人間の思いの強さがここまで奇跡を呼び起こすのかと驚くばかりです。
人間は凄いと改めて感じさせる映画でした。
また、映像も素晴らしく、撮影が凄まじいものであった事が推測できます。
音楽は、坂本龍一です。
お薦めの映画です。(S.H)
4月21日(木)に、港区六本木の国際文化会館に行く機会があり、施設を見学させて頂きました。
都内で設計事務所をやっているにも拘らず、お恥ずかしい限りですが、この建物の事は、知りませんでした。
ある建築のイベントでお話をさせて頂いた先輩建築家の方に今回の貴重な機会を作って頂きました。
この建物は、奇しくも1955年の竣工で私が生まれた年に当たります。
日本建築界の巨匠と言われる、前川國男、坂倉準三、吉村順三の三氏による共同設計により現在の本館部分が完成しています。
この三人の共同設計というのは、たいへん珍しいケースです。
その後、前川國男氏による本館の改修と新館の増築が行われ、池に張り出したレストラン棟が吉村順三氏により本館に追加されました。
現在の庭園もたいへん見事なもので、東京の真ん中にこんな空間が有ったのかと、驚くばかりでした。
先輩建築家のご尽力により、宿泊室その他も見ることが出来、今回、たいへん貴重な体験をさせて頂きました。
その日は、新国立競技場の設計者として、今もっとも注目度の高い建築家 隈研吾氏の講演会が開催され、『森の時代』というテーマの話しも聞くことが出来、隈さんがこれまで作られた作品それぞれの思いの揺れ動きを垣間見る事が出来ました。
とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。(S.H)
我が家の愛犬モモが2月6日に12歳4ヶ月で永眠しました。
昨年の暮れから食欲が落ち、散歩に出掛けても長く歩かなくなりました。
今年になって掛かりつけの先生に診てもらったところ、腎不全であることが判りました。
とても優しい先生に親身に治療して頂きましたが、薬もなかなか効かず、日増しに悪くなり、いちばん慕っていた家内の腕に抱かれて、安心したような表情で息を引き取りました。
それまで苦しそうにしていたのが嘘のように…
今でもその時の事を思い出すと、胸が詰まります。
モモは、ずっと平野家の『癒やし』の中心的存在として家族の心の支えになってくれていました。
いつかこういう時が来る事は分かっていたつもりでしたが、それでも、もう少し長く生きてほしかったと強く思います。
いまだに、朝起きた時、外から帰った時など事ある毎にシャカシャカシャカと走って来るような気がします。
そろそろ散歩に行かないと、と思った時、ああもう行く必要が無くなったんだと感じて、寂しくなったりします。
モモの話題がのぼらない日はありません。
今でもずっと家族の中心にモモがいます。
これからも家族の心からモモのことが消える事はありません。
『たくさんの思い出をありがとう。』
元気な頃のモモの写真をアップしておきます。
(S.H)
今から,125年前に起きた、オスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が本州最南端・和歌山県串本町沖で座礁・大破した海難事故とそれから95年後に起きたイラン・イラク戦争の時のテヘランに取り残された邦人救出劇を題材にした映画です。
日本の海難事故史上はじめての大規模外国船の事故で、乗組員600人以上の内、犠牲者は、500人超にのぼりました。
小さな島の住人たちは、貧しい自分たちの生活を犠牲にしてまで、人間としての純粋な気持ちから全員で救出にあたります。
それから95年後に起きた、イラン・イラク戦争時に自国機の乗り入れのない日本人215名をトルコ大使館職員が中心となって救出するという、2つの事件を通して、何故両国が深い絆で結ばれたのかという歴史上類を見ない感動の秘話です。
とても印象深い映画でした。
私も2度トルコに行って、とても親しみを感じていました。
親日の国『トルコ』の意味が理解できたように思いました。
とても良い映画だと感じましたので、是非お奨めしたいと思います。(S.H)
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、お陰さまで忙しくも充実した一年を過ごす事ができました。
個人的には、還暦という節目の年でした。
今年からまた新たな1ページのスタートという新鮮な気持ちです。
新たな人との出会い、新たな仕事との出会いを大切に過ごして行きたいと考えています。
皆様と一緒に、良い年にしたいと思います。
今年もよろしくお願い致します。(S.H)
今年も、いよいよ大晦日を迎えました。
この一年間、皆様のご支援で無事に過ごす事が出来ました。
ありがとうございました。
事務所としては、とても忙しく、あっという間の一年でした。
たくさんの仕事に関わらせて頂き、たいへん有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年も、エネルギッシュに忙しく動き回りたいと思っています。
反面、スタッフの病気が続き、心配な面も有りました。
身体が資本なので、忙しければ尚更、気を付けなければなりません。
健康でないと、良いアイデアも生まれません。
事務所全体で、健康管理をしっかりしようと思います。
私自身(平野)の事では、還暦を迎えた事、富士登山初挑戦でご来光を拝めた事、様々な新たな出会いが有った事など節目の年になりました。
来年は、事務所も設立30年目になります。
今まで積み上げて来たものに新しいものを付加し、様々な提案をして行きたいと考えています。
私も事務所も新たな1ページ目のスタートと言った気持ちです。
あまりいろいろな事を考え過ぎず、自然体で、平常心で過ごして行きたいと思います。
来年もスタッフと一緒に、前向きに活動して行きますので、変わらぬご指導、ご支援をお願い致します。
今年一年、本当にありがとうございました。(平野智司、スタッフ一同)
昨日、8月29日(土)にずっと行きそびれていた展示を見て来ました。
現在、目黒区美術館で開催されている『村野藤吾の建築展』です。
行くまでは、1時間もあれば見ることができると思っていました。
会場に到着し、まず1階の模型を見て2階へ行くとその展示のボリュームに驚きました。
美術館、教会・修道院、住宅、庁舎、百貨店、娯楽・集会施設、ホテル、オフィスビル、大学・研究所、交通施設、そして計画案と言うように用途別に会場構成されています。
写真撮影は、1階のみ許可されていましたので2階の写真はありませんが、京都工芸繊維大の学生さんがかなり苦労して作成したと思われる緻密な模型が、80点展示されていました。
その作品の幅の広さに驚きました。
現代建築から和風建築に至るまで、こんなにたくさんの作品を設計していたのかと、改めて知りました。
また、展示のパネル説明の中に、ウラジミール・タトリンの名前やロシア構成主義の記述を発見し、村野建築の新しい一面を今更ながら知ることになりました。
知っていたつもりで、装飾的な表現に代表される表面的な理解だったと感じました。
たいへん多様な造形力と独自の理論を展開した偉大な建築家です。
もうひとつ驚いたのは、60才を過ぎてからの作品の数がものすごく多いことです。
気が付いたら、すでに2時間半が経過していました。
まだまだ頑張らなければと思いながら会場を後にしました。(S.H)