本日、PRISMIC GALLERYにて計画工房展の設営準備が完了しました。
スタッフの努力により、何とか無事に設営する事ができ、ほっとしています。
かなり前から、徐々に準備に入り展示用のパネル作りなどを行ってきましたが、ここ数日は最後の仕上げの段階で不安と期待の中での作業が続いておりました。
疲れの中で頭も働かなくなり、ミスが何回か出たりしましたが、とても良い経験が出来たと思っています。
昨日、今日とギャラリーと事務所を往復し、展示作業をしましたので、さすがに腰がぱんぱんに張りました。
何とか形になったので、気持ちの良い疲労感になりました。
少し日常業務が溜まってしまいましたので、疲労を回復してスケッチ等の仕事をして行きたいと思っています。
是非、皆様に見て頂き感想などお聞かせ頂ければ、嬉しいのですが…
設営が完了したギャラリーの風景をアップしておきます。
よろしくお願いします。(平野智司とスタッフ一同より)
平野智司計画工房展の設営準備が完了しました。
6月 17th, 2010平野智司計画工房展『STAIRCASE』開催のお知らせ
6月 10th, 2010南青山のPRISMIC GALLERYにて平野智司計画工房の作品展を開催することになりました。
我々の活動を振り返った時『階段:STAIRCASE』の存在の大きさに改めて気付かされました。
階段を、単に機能的に捉えるなら“上‘’と“下‘’をつなぐだけの要素にすぎません。
しかし、しばしばそうした実用的な側面を超えて建築や都市における人間ドラマの舞台になってきました。
また、映画や演劇などでも重要な演出装置としての役割を演じてきました。
空間構成の中における階段の役割を考えてみたいと思います。
今回の展示では、階段をクローズアップさせる事で我々の歩みを見て頂けるのではと思っています。
お時間のある時に立ち寄って見て下さい。
■2010.6.18(金)-8.1(日) 入場無料 open:10:00-17:00
月曜定休(祝日の場合は火曜休)
■PRISMIC GALLERY
〒107-0062 東京都港区南青山4-1-9秋元南青山ビル5F
『世界を変えるデザイン展』
6月 1st, 2010以前、新聞で記事を見つけ気になっていた『世界を変えるデザイン展』に寄って来ました。
このデザイン展は、6月13日まで東京ミッドタウン・デザインハブにて開催中のもので、貧困に苦しむ途上国の人たちの生活をデザインの力で支援する取り組みを紹介する企画展です。
発展途上国における課題を8つに分類して展示しています。
1.water 安全な水の確保。
2.food 食料不足と栄養不良。
3.energy 安定したエネルギー源を持っていない。
4.health 基本的な医療サービスが受けられない。
5.housing 住まいが無くホームレス状態での生活。
6.mobility 移動や輸送が困難で時間がかかる。
7.education 識字率や初等教育修了率が低い。
8.connectivity 情報へアクセスできず、情報格差が生まれる。
これらの問題を解決するために、世界各地のデザイナー、大学、企業などがアイデア、技術を駆使してデザインしたプロダクトが展示されていました。
いくつかのプロダクトをご紹介します。
自宅から遠く離れた水源から水を運ぶためのドーナツ型のポリタンクです。
中央の穴に紐を通すことで子供や女性でも簡単に水を運ぶ事ができます。
一度に50リットル以上の水を運ぶことができます。
この義足は、低コスト・短時間で製作することができ、紛争や事故で脚を無くした人の就職を助けています。
この器具は、太陽光を集熱して調理を行うために開発された器具です。
また、川や湖、水たまりなどから集めた水を高性能の内部フィルターで濾過することで、ウイルスやバクテリアを除去し飲料水に浄化するライフストローなどが展示されていました。
それぞれの分野で、さまざまな視点で、発展途上国の人たちの生活を向上させる試みがなされている事を具体的なかたちで知ることができました。
ひとつひとつのアイデアにもたいへん触発されるものがあり、日本において当たり前に生活している自分たちの生活を見直すことにもつながるものだと感じました。
真剣に考えないといけない問題がたくさん提示されていると思います。
一度立ち寄ってみて下さい。(S.H)
ゴーヤが発芽しました。
5月 18th, 2010先日植えたゴーヤの種が発芽しました。
寒い日が続いたせいか、発芽が遅く少し心配していましたが、元気に土を持ち上げ芽を出しました。
植物の生命力を感じます。
今度は、若葉になるのを楽しみに待ちたいと思います。
また、先日の休日に屋上の手摺から1階のデッキに5.4M×5.4Mの大きさのネットを張りました。
1.8M×2.7Mの蔓ものネットを6つ購入し、編み合わせて作りました。
息子にも手伝ってもらい悪戦苦闘の末、無事完成となりました。
見事な緑のカーテンにしたいと思います。
また、経過報告をさせて頂きます。(S.H)
現場レポート4
5月 13th, 2010先週、亀有で工事を進めている住宅の上棟式を行ってきました。
当日は残念ながら快晴とはいかず雨天での棟上げとなりましたが、
昔から小雨の上棟は縁起がいいと言われてますのでその為でしょうか。
養生シートを屋根にすっぽり被せ雨が入らないようにして式を取り行いました。
施主ご家族様達と工務店の方々や、職方の皆さん、工事関係者が一同に介し
上棟のお祝いと、この先の工事の安全を祈願いたしました。
『しとしと』と小雨の振るなかでの上棟式はとても厳粛な雰囲気があり、挨拶で激励してくださったお施主様達の為にも良い建物を引き渡したいと、改めて気を引き締め直す思いでした。
(staff・M)
今年もゴーヤの季節がきました。
5月 7th, 2010昨年はじめてゴーヤにチャレンジし、今年はもう少し大きく育ててみようと思っています。
たまたま、娘が、J-WAVEの催しでゴーヤの種を入手して来ましたので、今年は種からのチャレンジになりました。
ゴーヤの種は固いので、突起の部分を爪切りで少しカットし、水に浸して暗いところに置いて、4日目くらいに白い根が顔を出しました。
5日目の今日、かなりしっかり出て来ましたのでポットに地植えしました。
植える時期としては、少し遅めのようですが、発芽を待ちたいと思います。
本来、苗を作ってから地植えする方が良いようですが、今回は直接にしました。
一週間程で発芽すると思います。
わくわくしながら待ちたいと思います。
屋上からネットを張って、かなり大きめのグリーンカーテンに挑戦してみたいと思っています。
また、発芽して若葉が出たらご報告させて頂きます。
また、3日程前に蒔いた百日草も発芽し、小さな可愛い若葉が姿を表しましたので写真をアップしておきます。
(S.H)
現場レポート3
4月 28th, 2010昨日、3ヶ所の現場を見て来ました。
1ヶ所目は、RC(鉄筋コンクリート造)3階建ての事務所併設の2世帯住宅の現場です。
先日、地鎮祭をした現場です。
地縄と杭芯の確認をしてきました。
地縄、杭芯の確認とは、これから本格的に着手するにあたり、敷地に対する建物の位置と杭の中心を現地に糸を張って確認する作業の事です。
たまたま、散歩中の建て主さんとお会いする事ができました。
2カ所目は、鉄骨造3階建ての1階店舗、2、3階が共同住宅という建物です。
先日、現場レポート1で地鎮祭の報告をした建物です。
この現場は、現在杭の施工中です。
かなり強い雨の中で、皆さん頑張って作業をされていました。(感謝)
早く雨が上がる事を願いながら次の現場へ…
3カ所目は、現場レポート2で上棟のお知らせをした建物です。
棟梁達が、数人で筋交いと金物(部材と部材を繋ぐための金属製の接合部品の事を指します。)の取り付けをされていました。
とても奇麗な仕事をされており、気持ちの良い印象の現場でした。
現場の関係者の皆様、いつもありがとうございます。
引き続きよろしくお願い致します。(S.H)
現場レポート2(A邸新築工事)
4月 21st, 2010先週の金曜日に、千葉県の市川市で工事を進めている住宅の上棟式を行いました。施主の御家族皆様と工務店社長をはじめ、現場所長、棟梁と他の各職方の皆さん、そして我々設計者の全員で、上棟のお祝いと工事の安全を祈願し、最後に3本締めで上棟式を無事終了しました。
この住宅は柱を全て120ミリ角という太い柱で設計しています。通常の木造在来工法では105ミリ角の柱が普通に使われます。通常120ミリは建物の四隅に使う通し柱という部分くらいです。その太い柱で出来た建物の姿は、とてもしっかりと頑丈に見えました。
この住宅では若い御夫婦とそのお父様、お子様が今は一人ですが、、上棟式の日に奥様のお腹にもう一人の命が宿っていると、お施主様からの挨拶で教えて頂きました。
この住宅が新たに生まれるのと同時に、新しい家族が増えるという幸せ一杯の御家族の為にも、
きちんと良い建物を造らなければと強く思いました。
設計のお話を頂いてから早くも1年以上が過ぎました。
何回も打合せを重ねて決まったこの計画も、いよいよ最後の仕上げの工事に入ります。
最後まで気を抜かずに、良い建物を造りたいと肝に念じた上棟式でした。
(stuff・Y)
現場レポート1(湊新田・O-Project)
4月 19th, 2010千葉県市川市で計画していたプロジェクトが、開発協議.確認申請を終えてようやく地鎮祭を迎えました。様々な行事が簡略化されるなか、こうして正式な地鎮祭が行われる事で気が引き締まる思いです。
今回のプロジェクトは鉄骨造、3階建の店舗付共同住宅です。
交通量の多い幹線道路に面した立地にあり周囲は様々な形と色をした建物や看板に囲まれています。そんな街並の中に埋没せず、きちっとした表情が保てるようにシンプルな形とモノトーンな配色にこだわりました。
これから進行する現場をレポートと共に1つの建物が出来上がる過程をお伝え出来ればと思っています。
第1弾として地鎮祭の写真と完成予想のパースを掲載します。(staff・E・H)
設計という仕事を通じて…1
4月 14th, 2010先日、ある住宅の建て主さんとの打合せの中で感じたことがあります。
以前にも書きましたが、普段設計を進める上で、最も大切な事は、建て主さんとの信頼関係と価値観の共有だと感じています。
まだまだ、一般には設計という仕事は馴染みが薄く特殊な領域に位置づけられている感があります。
そのため、さまざまな方法で我々の考えている事をできるだけ分りやすく伝えられるようにと思ってやっています。
特に住宅の場合、その住宅に求めるものは、千差万別です。
求めるものは千差万別でも、住宅として外してはいけない点は『生活の場であるというあたりまえの視点』です。
どんな“洗練”された“かっこいい”空間でも、その視点が外れていると住宅としては、居心地の悪いものになってしまいます。
長い事、設計の仕事に携わっていますが、お客様のふとした一言で“はっ”と我に帰る事があります。
先日も、打合せの中での一言に気付かされた瞬間がありました。
自分の中の思い込みが、周りを見えなくしている事があります。
自分たちの常識が他の人たちからは常識でない事があります。
だからと言って、物を作る人間としてまったく何の『思い』も無いのっぺりした人間から“魅力的なもの”が生まれるとも思えません。
自分の価値感の押し付けにならない絶妙な一点を探し求めて、目標のぶれない創作活動をして行きたいと思います。(S.H)