平野家12年ぶりのスキーツアー

2月 14th, 2012

2月10日(金)夜から12日(日)夜にかけて、家族5人で12年ぶりのスキーツアーに参加してきました。
娘達も社会人になり、息子も高校2年生で、なかなか家族のスケジュールを合わせるのは難しくなっておりましたので、その意味でも思い切って調整して実行した事は良かったと思います。
場所は、群馬県のスノーパーク尾瀬戸倉、宿泊は尾瀬高原ホテルです。
10日(金)23時過ぎに渋谷を出発し、11日(土)明け方の3時過ぎに現地到着。入浴後、仮眠を取り、朝食後準備をして外へ…
ホテルのロビーを出ると、目の前にゲレンデが広がり、雪質も良く、とても素晴らしい第一印象でした。

下の写真は、11日(土)朝のゲレンデの風景です。

睡眠不足で、12年ぶりのスキーなので少々の不安を抱えスタート。
11日(土)当日は天候にも恵まれ、絶好のスキー日和となりました。
まずは、緩い斜面のリフトに乗りました。

ゆっくり転ばずに降りて来る事ができました。
何とかなりそうな手応えを得て、もう一度リフトへ…
しばらく繰り返してから、中級コースへ…
ここでも何とか踏ん張って降りて来ました。
昼食後少し部屋で休んでから、午後の部へ…
しばらく初級、中級を繰り返してから、無謀にも高速リフトに興味を持ってしまいました。
一人頂上へ向かいました。
頂上に到着してから、少し後悔の念が…

下の写真が頂上の風景です。

それでも、上級者コースで何度か勢い良く転びながら何とか無事に帰還しました。
スノボにもちょっとだけチャレンジしました。
なかなかバランスを取るのが難しいです。
夕方は、食事までしばらく部屋で休憩し、ツアーの皆さんと団らんしながらの楽しい夕食をしました。
その後しばらくしてからゆっくりと温泉に浸かり、ロビー脇のマッサージチェアーで30分程体を揉みほぐしました。
日常をつかの間忘れて、極楽極楽…
明くる日の12日(日)は、午前中ゲレンデに出て、午後2時30分に帰路につきました。
ハードな日程でしたが、とても良い気分転換になりました。
家族とのコミュニケーションも多少は出来たかな…?
心機一転、仕事頑張ります。(S.H)

「下町ロケット」を読んで池井戸潤作品に嵌まる

1月 24th, 2012

今年も第146回の芥川・直木賞の受賞者の発表がありました。
芥川賞受賞者2名の内の一人、田中慎弥さんが話題になっていますね…

そんななか、昨年の話で恐縮ですが、第145回直木賞受賞作の池井戸潤さんの「下町ロケット」が気になっていながらずっと読めずにおり、昨年の暮れにやっと読む事ができました。
元日本のロケット開発の研究開発者が、父親の中小企業を継ぎながらもロケットの主要部品の開発に自分の夢を掛けるといった物語です。(ちょっと簡単に要約し過ぎですが…)
夢と現実、理想と日常のなかで気持ちが揺れ動き、さまざまな人たちや場面が交錯しながら進んで行くストーリーの展開は、どきどきしたり、わくわくしたりの連続で完全に自分が入り込んでしまっていました。
小説のなかで交わされる様々な会話や交渉事、人間の気持ちの動きなどに怒りが込み上げたり、登場人物の言葉に涙が出たりと、日常の自分の生活のなかで感じている事と重なる部分も多々有り、自分自身の出来事のように感情が動いていました。
日常のなかで見られるちょっとした事柄のディテールがきちっと押えられている事に、驚きます。
次の展開が気になって気になって仕方のない小説でした。

その後、池井戸潤さんの他の作品も読みたくなり、建設談合を題材にした「鉄の骨」、大企業の不正に挑む運送会社の2代目社長を描いた「空飛ぶタイヤ」(上下刊)を年明けに一気に読んでしまう程嵌まってしまいました。
是非、読んでみて下さい。結構嵌まりますよ…(S.H)

杉並児童合唱団「2012ニューイヤーコンサート」にて

1月 23rd, 2012

1月21日(土)18時より、武蔵野市民文化会館にて開かれた杉並児童合唱団のニューイヤーコンサートにご招待して頂きました。
私のなかでこのコンサートは、年明けの恒例行事になってきました。
その日は、前日の雪から冷たい雨模様となりましたが、会場はなかなかの盛況でたくさんの人が来ていました。
ここ何年かご招待頂いているので、今年はどんな内容かと楽しみにして席に着きました。
1部2部は合唱で3部がミュージカルとなっています。
1部2部の合唱は、いつもながらたいへんすばらしい出来映えで、日々の練習の積み重ねでしか達成出来ない完成度を感じました。
3部のミュージカルは『笠地蔵』という日本の昔話を題材にしたものとなっておりました。わりと皆が知っている話しだと思いますが、改めて今の時代背景に考えさせられる題材に感じました。
今の世の中に最も必要な、「自分のためでなく、誰かのために動く」というテーマと受け取りました。
コンサートが終了しても冷たい雨が降り続いていましたが、とても爽やかな気持ちで帰ることができました。
私も、今自分に出来る事を一生懸命に実践する年にしたい思います。
機会があったら、このようなコンサートも良いですよ…(S.H)

2012’新年のご挨拶

1月 5th, 2012

新年、明けましておめでとうございます。
昨年は、たいへん厳しい1年でしたが、皆様の応援のおかげで頑張る事ができました。
たいへんありがとうございました。
今年も、たくさんのさまざまな出会いを楽しみにしております。
皆様とたくさんの『感動』とたくさんの『笑顔』を共有出来ますようにスタッフ一同、精一杯努力して参ります。
よろしくお願い致します。(平野、スタッフ一同)

年末のご挨拶

12月 28th, 2011

今年も、あっという間に一年が過ぎてしまいました。
大震災というとても大きな出来事が起きた一年でした。
日本中の人たちがいろいろな事を考える年になったと思います。
被災地の方々は、未だにたいへんな生活環境に置かれたままです。
来年は、笑いの絶えない一年にしたいと心から思っています。
計画工房は、皆様に支えられてこの一年頑張る事が出来ました。
たいへんありがとうございました。
来年もスタッフ共々一生懸命やって行きます、引き続きよろしくお願い致します。
(S.H、スタッフ一同)

麺酒場『傑さく』オープン

11月 25th, 2011

かねてより工事を進めておりました、八丁堀駅前のラーメン店が、11月23日に無事オープン致しました。
この店は、八丁堀の古いビルの若き2代目オーナーが、ビル全体を活用し、1、2階をラーメン居酒屋、3、4階を菜食イタリアンという飲食ビルとして生まれ変わらせるというプロジェクトでした。
このビルは、八丁堀の駅前に位置し、桜川公園に面する角地という抜群のロケーションにありながら、はじめて見た時は何の特色も無い、少し廃墟がかった印象でした。
下の写真が、改装前のビルの写真です。

このビルをいかにおもしろい存在にできるか、オーナーを交えながら、ミーティングを重ね、コストと睨めっこをしながら、設計を進めました。
さまざまアイデアを模索する中から、その特色の無い外観を効果的に表現するために、1階と3階部分に色を施し、その他の部分を黒く塗る事で、その部分だけを際立たせる方法を考えました。
また、外壁にライン上にLED照明を設置し、1階のオレンジ色の箱と3階のグリーンの箱が浮かび上がるように考えました。

店舗内は、OSBボードを3色に塗り、巾も3種類のサイズを用意し、モザイクのように貼る事で高級な素材感ではなく、変化と楽しさを出すことを試みました。

インフラの整備や、古いビルならではのさまざまな問題を、施主、施工会社をはじめとするチームワークでクリアーしながら進めました。
今回は、取りあえず1、2階の麺酒場『傑さく』だけの先行オープンです。
昼間はラーメン店、夜はお酒も飲める居酒屋です。
とてもおいしく、元気でメニューの豊富なお店です。
お近くに行かれた時は、是非試してみて下さい。
京葉線、日比谷線「八丁堀駅」A2出口を出て左、桜川公園の角です。
なかなかおもしろい仕事でした。
しばらくしたら、イタリアンの内装デザインも始めます。(S.H)

エレベーターホールのリニューアル工事が完了しました。

11月 1st, 2011

今回手掛けたのは、品川駅すぐ側にあるタワーマンションの2階エレベーターホールです。
このホールは駅から伸びるペデストリアンデッキと直接繋がっており、建物の第2のエントランスとも言える場所です。

 

リニューアル前
 

人々を出迎えるホールとしては少し物足りない雰囲気でした。

 

リニューアル後

壁や天井に木目のダイノックシートを貼ったパネルを使い、温かみのある落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
関係者の協力のもと、とても良いリニューアル工事になったと思います。
(staff R・M)

これからの暮らしを考える

10月 21st, 2011

東京ガスが主催する
「暮らしのデザイン展と3次元免震構造の見学ツアー」に参加してきました。

今年3月11日の震災以降これまでの暮らしが見直されるようになり、
そうした世の中の動きを受けた東京ガスが、これからの暮らしを「暮らす人が自ら考え、自ら創るこれからの暮らし」をメインコンセプトにしてリアルスケールで空間を提案した展示と、横揺れと縦揺れに対応出来るよう開発された免震構造を見学できるツアーです。

まずは、展示会の一部を平面ではありますが紹介します。

「自然とともに創る」をテーマに、自家菜園から直接キッチンへ野菜を運び、調理し、近所の人と食べる。
この一連の生活動線を土間がつなぐ空間構成になっています。

私が率直に感じたのは、「昔の農家」。

近所との繋がりやコミュニケーションが密接であった時代には当たり前であった空間が、これからの暮らしとして現代に合わせて形を変え、再び提案されていた訳です。

大切にされるべきモノは、
これから先も大切にされるべきなのだと感じました。
そして、時代が移り変わっても
古く良いモノは、つねに新しいモノなのだと思います。

続いて見学した免震構造。

建物全体

免震層内部

免震装置

これまでの免震構造は、横揺れに対しての免震になっていますが、
今回見学したモノは、なんと縦揺れにも免震になっています!
これはさらに驚きで、世界初だそうです!

一般の耐震構造の建物に比べて、
横揺れは1/8。
縦揺れは1/3。

非常に主観ではありますが、
人の力など到底及ばない地球の力に、
対抗しているのだと思うと高揚してしまうのです。

地震大国である日本が、免震構造へかける期待は大きい。

しかし、現時点では多大なコストの問題があり
建物の免震化を進めて行く事は容易ではありません。

ですが、25年前には限られた人が使い、肩掛け姿であった携帯電話が、
今ではポケットに入り、電話と言う機能の垣根を越えて
個人が世界の情報とつながるツールに進化したように
免震構造も進化しもっと広まってくれると思います。

主観の強いコメントとなりましたが、
建築に携わる人間として真摯にこれからの暮らしと向き合う日となりました。
(staff E・H)

鬼押出しの壮大な景観

10月 6th, 2011

先日、家族で北軽井沢方面に一泊で旅行に行って来ました。
なかなか家族のスケジュールを合わせるのは難しいので、久しぶりの家族旅行でした。
旅行の途中で、1783年の浅間山大噴火の名残である、鬼押出しに立ち寄りました。
子供の頃に行った事があるような気もしますが、定かではありません。
その景観が、なかなか壮大だったので、写真を何枚かアップしておきます。
みなさん、すでに行かれている方も多いかも知れませんね…
まだの方は、何かの折に寄ってみて下さい。(S.H)



『賃貸住宅セミナー』の報告

10月 5th, 2011

9月29日(木)に、ある会計事務所主催の賃貸住宅についてのセミナーが開かれ、講師としてお話させて頂きました。
藤沢市の会計事務所で行われ、その関与先の顧客を中心に30名程のセミナーでした。
私の他にもう一人、実際に賃貸住宅経営をされている、熱心な勉強家の事業家の方のお話がありました。
私は、賃貸住宅の設計に永年、数多く係わらせて頂いている経緯の中で、それぞれのプロジェクトの持つ個別の可能性をいかに引き出すかがどれほど重要な事かを痛切に感じていますので、その事を、作る側の立場からお話させて頂きました。
いかに、画一的な賃貸住宅でなく、魅力的な住居の提案が出来るかが大切になると考えています。
そこで、とても重要なポイントとなるのが『テーマの絞り込み』という事になってきます。
テーマを絞り込む事でそのプロジェクトの持つ魅力を最大限に引き出し「高い入居率の保持」と「低い家賃の下落率」の実現につながる事をお伝えしたいと考えました。
私たちが取り組んで来た、約40棟ほどの賃貸住宅の中から敷地特性や環境面を中心に建築的なテーマの絞り込みの例を、スライドを使って事例研究的にお話させて頂きました。

やや手前味噌になりますが、セミナーの時に使った私どもの手掛けた築10年程の賃貸住宅の現時点での空室状況と10年間の家賃の下落率を参考データとして提示させて頂きます。

■事例1(江戸川区)2001年竣工 オールメゾネット12戸
    ・現在空室  1室
    ・家賃下落率 3.7%
■事例2(千葉市) 2001年竣工 スタジオタイプ 18戸
    ・現在空室  1室
    ・家賃下落率 0%
■事例3(座間市) 2001年竣工 スタジオ、ファミリー 40戸
    ・現在空室  3室
    ・家賃下落率 2.8%
■事例4(横浜市) 2002年竣工 スタジオタイプ 27戸
    ・現在空室  0室
    ・家賃下落率 0%
■事例5(藤沢市) 2002年竣工 スタジオ、メゾネット 32戸
    ・現在空室  1室
    ・家賃下落率 3.2%
ちなみに、全国平均の家賃下落率は、この1年間で5%ほどと言われています。
私どものデータは、あくまで10年間の下落率なので、オーナーを中心としたプロ集団(税務・ファイナンス、不動産管理、設計など)の力を結集し、テーマを絞り込み『一生懸命』考えて作った建物は魅力が継続するという結果となっています。

最後に、ストック活用(全国平均の賃貸住宅の空き家率・2008年度:18.7%)の時代になる事が予想されるなかで、【魅力の再構築】としてのリノベーションの役割についてもお話させて頂きました。
セミナー終了後、場所を変えて参加者の方々と懇親会が開かれ、いろいろな方々とお知り合いになれ、またさまざまな話を聞く機会を頂き、とても有意義なセミナーとなりました。
セミナーを主催された、会計事務所の所長さんに感謝申し上げます。
また、セミナーを担当して頂いた担当者の方、ありがとうございました。(S.H)