現在進行中のプロジェクトの書類を提出する為、
世田谷区役所へ行ってきました。
区役所に到着し迫力のある建物を目にし、
この建物が前川国男の設計であった事を思い出しました。
「折板構造」を用いた、鉄筋コンクリートの建物です。
折板構造を聞くとこれまでは機械的に感じていましたが、
実際には有機的に感じたのです。
第一庁舎と区民会館をつなぐ部分がピロティになっており
こそを抜けると、広場。
区役所で働く人、
仕事で用件で来ている人、
散歩の通り道になっている人、
木陰で一休みしている人、
行き交う人達と周囲の環境と、
その間の関係が建物によってつながれているのを感じました。
だから、有機的に思ったのかもしれません。
当時設計した前川国男は、
どんな事を思い描きながらこの建物を設計しのでしょうか。
彼の著書を読み、探ってみようかと思います。
建築は素晴らしいと、改めて感じた瞬間でした。
折板構造の壁面
第一庁舎
ピロティ
(staff E・H)